Hasegawa 1/24

Built by Kohjiroh "Jack" Ishihara


John D'AgostinoやRichard Zocchiなどの、最近の高級カスタムにインスパイアされ、'60sベースのクリーンな大人のKustomを目指しました。

ショウネームは"SHADED"(シェイディッド)です。ゴールドラッカーの上に重ねたクリヤーのShades of Orangeがその由来です。ゴールドはタミヤの缶スプレー、クリヤーオレンジはタミヤのアクリルをエアブラシで吹き、最後にグンゼのトップコートをかけています。一応スペシャル ライセンス プレートも自作しました。

nosed & decked、ワイパーとドアハンドルのシェイヴの他に、リヤは0.7mmの洋白線で作ったチューブグリルにしています。三角窓とリヤクウォーターウィンドウはプラ板にかえています。

このハセガワのキットは元々スロットカー用のボディを流用したものらしく、部品数40点のシンプルな物で、インパネは平べったい板になっており、そこにデカールを一枚貼っておしまいということだったので、プラ板でそれらしくでっち上げています。ノブ類はさかつうのリベットを使用しましたが、1個はじゅうたんの中に飛んでいって行方不明となり、ダッシュに穴だけがさびしく残ってます。

シフトノブとウインカーレバーはオレンジのteardropタイプで、Bob Hirohataが彼の'51 Merc用に自作したのと同じ方法で製作しました。すなわち、透明プラ板と白のプラ板を交互に、計5枚積層して削りだしています。米粒より小さいので削るのには苦労しましたが、組み付けてみるとかなり大きかったので、SD teardrop knobとでも呼んで下さい。

車高はこのキットとしてはぎりぎりの、前後5インチダウンとなっています。

Kustomといえば最近ではどうしてもgreaser系の荒い仕上げのモノが浮かんできます。個人的にはそういうクルマも大好きなんですが、実際Barris等の作品を見てもマットペイントのものはほとんど見あたらないし、きちんと仕上げたKustomにはそれなりの良さがあると思います。


なお、この作品は自動車雑誌、Calマガジン主催の2001年 SDCN (スケール ダウン カー ナショナルズ) というコンテストで、グランプリに選ばれました。やったね!